哲学者Stendhal (Henri Beyle)

Stendhal (Henri Beyle)

小説家にして情念の分析者。愛は「結晶作用」から生まれる。想像力が愛する人に千の美点を着せるのである。

啓蒙1783 · 1842 フランスグルノーブル

生涯

スタンダール(アンリ・ベール、1783-1842)はグルノーブル生まれのフランスの作家で、『赤と黒』と『パルムの僧院』の著者である。評論『恋愛論』(1822)で彼は、恋愛の情熱がどのように生まれるかを分析し、それを「結晶作用」と呼んだ。想像力が愛する人に千の美点を着せるのである。この分析は、愛を考えるうえで今なお参照される。

主な著作

1822
恋愛論

「結晶作用」を含め、恋に落ちていく段階を描いた評論。

1830
赤と黒

王政復古期のフランスにおける野心と情熱の小説。

1839
パルムの僧院

宮廷の陰謀と恋愛のはざまに置かれたイタリアの青年の小説。

本人の言葉

« ザルツブルクの塩坑では、冬に葉を落とした木の枝を、見捨てられた坑道の奥へ投げ入れる。二、三か月後に引き上げると、枝はきらめく結晶に覆われている。 »
De l'amour, ch. II (1822)