哲学者Gorgias

Gorgias

ソフィストにして弁論術の師。論考『非存在について』で、エレア派の議論を逆手に取り、何も存在しないと主張する。

ソクラテス以前の哲学者たち-483 · -375 イタリアレオンティノイ(シチリア)

生涯

シチリア島レオンティノイのゴルギアス(前483年頃〜前375年頃)は、ソフィストであり弁論術の達人で、前427年に自らの都市の使節としてアテナイにやって来た。彼は報酬と引き換えに説得の技術を教えた。彼の論考『非存在について』は、要約(セクストス・エンペイリコス、アリストテレスに帰される論考)を通じて知られており、エレア派の推論を逆手に取って、何も存在しない、もし何かが存在したとしてもそれを認識することはできない、もし認識されたとしてもそれを伝達することはできない、と主張する。『ヘレネ礼讃』は、言論が魂に及ぼす力について考察している。

主な著作

紀元前440年
『非存在について』(または『自然について』)

三つの主張:何も存在しない。何かが存在するとしても、それを認識することはできない。認識できたとしても、それを伝達することはできない(おおよその年代)。

紀元前420年
ヘレネ礼讃

言論はきわめて強力なので、ヘレネを無罪にすることさえできる。言葉に説得された彼女に責任はない(おおよその年代)。

紀元前420年
パラメデスの弁明

無実の人間による架空の弁論で、もっともらしさ(蓋然性)に基づく議論の模範である(おおよその年代)。

本人の言葉

« 言論は偉大な支配者であり、もっとも小さく目に見えにくい体でもって、もっとも神的な業をなしとげる。恐怖をやめさせ、苦痛を取り除き、喜びを生み出し、憐れみを増すことができるのである。 »

λόγος δυνάστης μέγας ἐστίν, ὃς σμικροτάτῳ σώματι καὶ ἀφανεστάτῳ θειότατα ἔργα ἀποτελεῖ· δύναται γὰρ καὶ φόβον παῦσαι καὶ λύπην ἀφελεῖν καὶ χαρὰν ἐνεργάσασθαι καὶ ἔλεον ἐπαυξῆσαι.

Éloge d'Hélène, § 8 (trad. angl. M. Gagarin et P. Woodruff, 1995)
« なぜなら、すべての人があらゆることをするのは二つの理由からであり、何らかの利益を追い求めるためか、何らかの罰を避けるためかのどちらかだからである。 »

δισσῶν γὰρ τούτων ἕνεκα πάντες πάντα πράττουσιν, ἢ κέρδος τι μετιόντες ἢ ζημίαν φεύγοντες

Défense de Palamède, § 19 (trad. angl. A. Laks et G. W. Most, 2016)

立場

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主張

何も存在しない。もし何かが存在するとしても、私たちはそれを知ることができない。そしてもし知ったとしても、それを他人に伝えることはできない。

Gorgias, On Not-Being (c. 440 BC), summarised by Sextus Empiricus, Against the Logicians