生涯
戦国時代(紀元前4世紀)の中国の思想家で、孟子と同時代の人物であり、その論敵。主として、二人の論争を記録した『孟子』(告子上篇、6A)を通して知られる。人間の本性は善でも悪でもなく、水が切れ目に応じて東へも西へも流れるように、教育や環境が与える形をとると主張する。
主な著作
紀元前300年
孟子第6巻A(告子との論争)
彼の主張の主要な証言。柳としての、あるいは水としての本性、「生まれながらのものを性という」。
本人の言葉
« 告子曰く、「性は猶お湍水のごときなり。諸を東方に決すれば則ち東流し、諸を西方に決すれば則ち西流す。人性の善不善を分かつ無きや、猶お水の東西を分かつ無きがごときなり」。 »
告子曰:「性,猶湍水也。決諸東方則東流,決諸西方則西流。人性之無分於善不善也,猶水之無分於東西也。」
« 告子曰く、「性は猶お杞柳のごときなり。義は猶お桮棬のごときなり。人性を以て仁義を為すは、猶お杞柳を以て桮棬を為すがごとし」。 »
告子曰:「性,猶杞柳也;義,猶桮棬也。以人性為仁義,猶以杞柳為桮棬。」
立場
行をクリックすると根拠が表示されます人間は生まれつき善なのか。人間本性
本質的に弱い、あるいは堕落している本質的に善である、あるいは完成可能である
主張
人間の本性は柳の木や渦巻く水のようなものであり、善でも悪でもなく、与えられた形をとる。
Mencius, book 6A (as reported by Mencius, 4th c. BC)