生涯
ハリカルナッソスのヘロドトス(前484年頃-前425年)はギリシアの歴史家で、しばしば「歴史の父」と呼ばれる。その『歴史』は、ギリシア人とペルシア人の戦争を語り、エジプトをはじめ、彼が訪れた諸民族の土地と習俗を描いている。彼は聞いたことを、必ずしも信じることなく報告する。習俗の多様性、すなわちどの民族も自らの習俗を最善と考えることへの注目と、ギリシアの神々や神託についての見方で知られる。
主な著作
紀元前430年
歴史
ペルシア戦争の記述と、諸民族とその習俗についての探究(おおよその年代)。
本人の言葉
« というのも、もしすべての民族に、あらゆる習俗の中から最も良いと思うものを選ぶよう提案したなら、どの民族も、吟味の末に自分たちの習俗を第一に挙げるだろう。それほどまでに、各民族は自らの習俗が断然最善だと確信しているのである。 »
εἰ γάρ τις προθείη πᾶσι ἀνθρώποισι ἐκλέξασθαι κελεύων νόμους τοὺς καλλίστους ἐκ τῶν πάντων νόμων, διασκεψάμενοι ἂν ἑλοίατο ἕκαστοι τοὺς ἑωυτῶν· οὕτω νομίζουσι πολλόν τι καλλίστους τοὺς ἑωυτῶν νόμους ἕκαστοι εἶναι.
« 私自身について言えば、聞いたことを書き記すのは私の務めだが、それを信じることはまったく私の務めではない。 »
ἐγὼ δὲ ὀφείλω λέγειν τὰ λεγόμενα, πείθεσθαί γε μὲν οὐ παντάπασι ὀφείλω
立場
行をクリックすると根拠が表示されます神は存在するか?神
無神論有神論
解釈
彼はしばしば、権力者の没落のうちに神の嫉妬と正義が働いているのを見るが、その際には慎重である。
Herodotus, Histories (c. 430 BC), 1.32 and 7.10
善と悪は客観的に存在するのか?道徳の地位
反実在論(道徳は人間がつくったもの)道徳的実在論(客観的な道徳的真理)
解釈
どの民族も自らの習俗を最善とみなす。ダレイオスの実験は、習俗が「万物の王」であることを示している。
Herodotus, Histories (c. 430 BC), 3.38