哲学者Diogenes of Sinope

Diogenes of Sinope

幸福は、鍛えられた徳と、自然が求めるものにまで切り詰められた生活、すなわち慣習や富から遠く離れた生活から生まれる。

ソクラテスの哲学-412 · -323 トルコシノペ(黒海沿岸、現在のトルコ)

生涯

ギリシアのキュニコス派の哲学者(紀元前412年頃シノペ - 紀元前323年頃コリントス)。故郷の都市を追われ、アテナイ、のちにコリントスで、貧しく家もなく暮らし、自らの生を一つの教えとした。自然に従って生きること、余分なものなしで済ませること、率直に語ること。彼の著作は一つも残っていない。その言葉や逸話は後代の証言、とりわけディオゲネス・ラエルティオス(第6巻)に由来し、その正確さは保証されていない。

本人の言葉

« どこの出身かと尋ねられて、彼は「私は世界市民だ」と答えた。 »

ἐρωτηθεὶς πόθεν εἴη, κοσμοπολίτης, ἔφη.

Diogène Laërce, Vies et doctrines des philosophes illustres, VI, 63 (IIIe s. apr. J.-C.)
« 人間の中で最も美しいものは何かと尋ねられて、彼は「言論の自由だ」と答えた。 »

Ἐρωτηθεὶς τί κάλλιστον ἐν ἀνθρώποις, ἔφη, παρρησία.

Diogène Laërce, Vies et doctrines des philosophes illustres, VI, 69 (IIIe s. apr. J.-C.)
« 日向ぼっこをしていた彼の前にアレクサンドロスが立って、「望むものを言え」と言った。すると彼は「私の日なたからどいてくれ」と言った。 »

ἐν τῷ Κρανείῳ ἡλιουμένῳ αὐτῷ Ἀλέξανδρος ἐπιστάς φησιν, αἴτησόν με ὃ θέλεις. καὶ ὅς, ἀποσκότησόν μου, φησί.

Diogène Laërce, Vies et doctrines des philosophes illustres, VI, 38 (IIIe s. apr. J.-C.)

立場

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何が行為を善いものにするのか?道徳の基礎
義務(義務論)帰結(帰結主義)性格(徳倫理学)その他(神の法、関係、価値創造など…)

自足するための身体と魂の鍛錬(アスケーシス)が、幸福への道である。

Diogenes Laertius, Lives of Eminent Philosophers VI (3rd c. CE)

人間は生まれつき善なのか。人間本性
本質的に弱い、あるいは堕落している本質的に善である、あるいは完成可能である
解釈

神々は人間の生を容易なものにしたのに、人々がそれを複雑にしている。自然にかなった生は、よく生きることができる。

Diogenes Laertius, Lives of Eminent Philosophers VI (3rd c. CE)

個人と共同体、どちらが優先されるべきか。個人と社会
共同体・秩序・伝統個人の自由
解釈

彼は自らを世界市民と称し、自由な個人としての生き方のために、ポリスの慣習を退ける。

Diogenes Laertius, Lives of Eminent Philosophers VI (3rd c. CE)