人心之靈莫不有知,而天下之物莫不有理
人心の霊、知有らざること莫くして、天下の物、理有らざること莫し。
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合天地萬物而言,只是一箇理;及在人,則又各自有一箇理
天地万物を合わせて言えば、只だ是れ一箇の理なり。人に在るに及びては、則ち又た各自一箇の理有り。(ここでは程頤の「理一分殊」という定式に注解している。)
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知、行常相須,如目無足不行,足無目不見
知と行とは常に相須つ。目の足無ければ行かず、足の目無ければ見ざるが如し。
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人之所以有善有不善,只緣氣質之稟各有清濁
人の善有り不善有る所以は、只だ気質の稟、各おの清濁有るに縁る。
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如何要一切知得!然知至只是到脫然貫通處
如何ぞ一切を知り得んことを要せん。然れども知至るとは、只だ是れ脱然として貫通する処に到るのみ。
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よくある誤解
誤り
朱熹は自らの大著である哲学書『朱子語類』(Yulei)を書いた。
彼はこれを書いていない。これは弟子たちが記録した対話を、彼の没後70年の1270年に集めたものである。各条の末尾には、それを書き留めた弟子の名が記されている。彼自身が書いて刊行した書物は、四書の注釈である。
誤り
『大学』の「格物」に関する章は、古い文章である。
この箇所の注は失われていた。朱熹自身が、程頤の思想を継いで、これを補ったと述べている。したがって、新儒学(朱子学)のこの根本となる章は彼のものである。これを退けた王陽明は、この章のない古本に戻った。
留保が必要
『近思録』は朱熹の思想を表している。
彼は呂祖謙とともにこれを編纂したが、そこにある言葉は前の世紀の四人の師のものである。各条は、語り手の名で始まる(「濂溪先生曰く…」「伊川曰く…」)。それらを選び配列することは、彼が何を取り上げたかを示すが、彼自身の言葉ではない。