哲学者Moses Maimonides

Moses Maimonides

ユダヤ人の医師・哲学者。神について言えるのは、神が何でないかだけであり、最も美しい賛美は沈黙である。

ファルサファ(アラビア・アリストテレス主義)1138 · 1204 スペインコルドバ(アル=アンダルス)

生涯

モーセス・マイモニデス(1138–1204)は、コルドバに生まれたユダヤ教のラビ、医師、哲学者である。アルモハド朝によってスペインを追われてカイロに移り住み、そこで宮廷医となった。『ミシュネー・トーラー』はユダヤ法の全体を体系的に整理したものであり、『迷える者の手引き』は律法とアリストテレスの哲学を調和させようとする。神については、否定によってしか属性を語りえないと彼は言う。ユダヤ教の主要な思想家の一人であり、トマス・アクィナスにも影響を与えた。

主な著作

1168
ミシュナー注解

ミシュナーの注解。信仰の十三原則を含む。

1180
ミシュネー・トーラー

ユダヤ法の完全な法典。神の存在から始まり、自由意志を扱う。

1190
迷える者の手引き

律法と理性を調和させ、否定神学を擁護する。

本人の言葉

« 自由意志はすべての人に与えられている。善の道に向かい、義しい人になりたいと望むなら、その選択は本人のものである。悪の道に向かい、悪人になりたいと望むなら、その選択もまた本人のものである。 »

רְשׁוּת לְכָל אָדָם נְתוּנָה. אִם רָצָה לְהַטּוֹת עַצְמוֹ לְדֶרֶךְ טוֹבָה וְלִהְיוֹת צַדִּיק הָרְשׁוּת בְּיָדוֹ. וְאִם רָצָה לְהַטּוֹת עַצְמוֹ לְדֶרֶךְ רָעָה וְלִהְיוֹת רָשָׁע הָרְשׁוּת בְּיָדוֹ.

Mishné Torah, Lois du repentir (Hilkhot Teshouva) 5:1 (vers 1180)
« あらゆる基礎の基礎であり、知恵の柱は、存在するすべてのものを存在させた第一の存在者がいると知ることである。 »

יְסוֹד הַיְסוֹדוֹת וְעַמּוּד הַחָכְמוֹת לֵידַע שֶׁיֵּשׁ שָׁם מָצוּי רִאשׁוֹן. וְהוּא מַמְצִיא כָּל נִמְצָא.

Mishné Torah, Lois des fondements de la Torah (Yesodei ha-Torah) 1:1 (vers 1180)

立場

行をクリックすると根拠が表示されます
神は存在するか?神
無神論有神論
主張

神は存在し、一である。しかし、言えるのは神が何でないかだけである(否定的属性)。

Maïmonide, Le Guide des égarés (vers 1190), I

私たちは本当に自由なのか?自由
決定論(自由意志はない)自由意志
主張

自由意志はすべての人に与えられている。誰もが義人にも悪人にもなりうる。

Maïmonide, Mishné Torah, Hilkhot Teshouva V (vers 1180)

理性は信仰も含めてすべてを判断できるか。信仰と理性
信仰・心の優位理性のみが判断する
解釈

律法と理性は一致するが、理性には限界がある。世界が創造されたことを証明することはできないのである。

Maïmonide, Le Guide des égarés (vers 1190), II

人生には、あらかじめ与えられた意味があるのか。人生の意味
与えられた意味はない(不条理であり、自ら創り出すもの)客観的な意味(自然、神、善)
解釈

人間の生の最高の目的は、できる限り神を知ることである。

Maïmonide, Le Guide des égarés (vers 1190), III